フユノハナワラビ

「フユノハナワラビ」です。シダです。
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シダ類をあまり注意して見ないのですが、
めずらしく冬でも青々としているので目立ちます。
秋から冬にツブツブの胞子葉を出すことから
名前がついたものと思われます。

逆に夏の時期には夏眠して枯れているようにみえて、
秋になると 新芽を出すようです。
山野草愛好家に鉢植えなどにされます。
ですがやはり野において見たほうが美しく見えると思います。
どうしても欲しいなら、乱獲をせずに胞子を採取し、
そこから増やしたらいいとおもいますが・・・。

その近くに、まだセミの抜け殻がありました。
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この時期にはもうとっくに落ちてしまって見られないはずですが
よほどコンディションがよかったのでしょう。
これも、「けして変わらないものはない」という
諦念のような日本人的なものを感じます。

撮影地:都内 清水谷公園

by brizu | 2005-12-27 10:45 | 野草  

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